6.4kmを自ギャグで守る!?
銚子電鉄の魅力に吸い寄せられて
<銚子に行ってきた>
新企画登場!
こんにちは!QUEEEN GROUP CEOの鹿野幸子です。
みなさま、心もカラダも美しく、今日も健やかにお過ごしでしょうか。
さて、広報・サポート活動をミッションのひとつとするQUEEENでは、このたびコミュニケーション・プレゼンターとして活動するための新企画をスタートいたします。
うららかなお天気のある日、ワクワクしながら向かった先は千葉県の銚子。
銚子といえば……犬吠埼灯台、お醤油にイワシなどが知られる港町で、ワタシの大好きな春きゃべつの名産地でもあるんですよ♡
今回お邪魔したのは、地元では知らない人がいない人気の鉄道会社、銚子電鉄さんです。近年、“ご利益スポット”としても注目を浴びていますよね。
銚子電鉄さんは地元のために幅広く地域に貢献していて、地域創生や社会貢献活動など同じ思いを持つQUEEENとしてはぜひ見習いたいところ。さらに、あわよくばご利益を賜りたい(笑)と思い、「QUEEEN×銚子電鉄」として企画いたしました。
★銚子電鉄ってどんな会社
銚子電鉄はご存じの通り、千葉県銚子市のローカル路線です。駅はたった9駅(銚子駅を除く)、しかも営業路線はわずか6.4kmという距離!
日本一短い、というわけではありませんが、かなり短い距離であることは間違いなく、始発から終点まで乗ってもおよそ20分で到着する『超ローカル路線』なんです。
設立は1922年ですから、100年もの歴史があります。すごい!
これまで地域のみなさんの重要な足として親しまれてきましたが、何度も倒産の危機に瀕してきたのだそう。地方ではどうしても車社会になりがちなため、利用者数が減少する傾向にある……難しい問題ですね。
とはいえ、「お客様のためになんとか廃業だけは免れたい」という思いを胸に、副業として始めたのが、食品製造販売業でした。職員が銚子名物の『ぬれ煎餅』を焼いて売り出したところ、メディアに取り上げられて大ヒット!
見事に鉄道事業の赤字を救い、倒産の危機を乗り越えたのだそうです。パチパチパチ。
★再生のきっかけはある職員の訴えだった
ところが、銚子電鉄には次なる試練が待っていました。前社長の不祥事による個人的な負債を会社が背負うことになり、再び倒産の憂き目にあったのです。おまけに自治体からの補助金も受けられなくなってしまうというダブルパンチ。これは大変!
当時の顧問税理士だった竹本勝紀氏(現社長)がオンラインショップを立ち上げますが、焼け石に水の状態。赤字は膨らむばかりで、年を越せるのか、今月の給料が払えるかもわからない状態になったそうです。そこで当時の経理課長がHPに必死の訴えを掲載しました。
「ぬれ煎餅買ってください。電車の修理代を稼がなくちゃいけないんです!」
どちらかというと、社内の経済状況(しかも苦しい懐事情)は露呈しないように繕うのが一般的ですよね。
でも、この頃の銚子鉄道には恥も外聞も関係なし。とにかく、“銚子観光の背骨”とも言われる銚子電鉄を絶対に止めてはいけない、という一心だったそうです。
鉄道は学生や通勤客にとって大切な足。地域に貢献したいという銚子電鉄の気持ちがすごくよくわかりますね。
★人の温かさに救われた
書き込みをした翌日、オンラインショップにはHPを見た多くの人から、ぬれ煎餅の注文が殺到したそうです。その様子はマスコミにも取り上げられ、さらなる売り上げを記録。
爆発的な“ぬれ煎餅ブーム”を巻き起こすこととなり、銚子電鉄は瀕死の状態から脱することに成功したわけです。
この話は『奇跡のぬれ煎餅』として有名になりました。人の温かさに救われ、励まされて、見事に復活を遂げた銚子電鉄。なんていいお話なんでしょうか(うるうる)。
しかも、銚子電鉄を応援しようと10万人を超えるお客様が銚子電鉄に乗りに来たおかげで、鉄道部門の赤字も減少したのだとか。
これぞ奇跡、素晴らしいです!
(再びパチパチパチ)
★地域に愛される鉄道事業として
経営も順調かと思われた矢先、今度は東日本大震災が起こります。東電の原発事故にともなう風評被害の影響を受け、銚子への観光客がド~ンと減ってしまったのです。銚子電鉄の各駅は閑古鳥が鳴く状況に。OMG!
そんな状況でも、副業のぬれ煎餅が売れ続けたのは幸いでした。銚子電鉄は鉄道事業と食品製造販売の両輪をなんとか動かし、営業を存続する努力、そして挑戦をし続けるのです。
やがて、沿線住民による銚子電鉄の応援団が結成されることに。なかでも、銚子商業高校の生徒はクラウドファンディングでなんと500万円の資金を集めました。脱線した車両の修繕費用に充ててもらうためです。
こんなに愛されている鉄道会社があるでしょうか。地元との相思相愛ぶりが垣間見えますね。相手ががんばっているから、こちらもがんばる。地域住民の思いを乗せて走る電車。
これぞ、地域創生、社会貢献です。
とても興味深く、勉強になるお話ですよね。
★厳しいながらも挑戦し続ける銚子電鉄
赤字続きの鉄道会社を救った『ぬれ煎餅』に込めた思い。そして、その思いを理解し、応援し続ける地元の人々と電車ファンのみなさん。
根底にこのようなあたたかい交流があるとはいえ、鉄道事業を存続させる苦労は消えることがないそうです。安全運行を大前提とする鉄道会社として、電車や設備の老朽化や修理には多大な費用がかかると伺いました。
鉄道事業は思った以上に経営環境が厳しいのですね。
現在も銚子電鉄の経済状況は「まずい」そうですが、常に挑戦し続ける態度は変わっていません。
さまざまなブランドやタレントさんとコラボした電車を走らせてイベントを行ったり、『まずい棒』などの新しい商品を開発したり。SNSなどでもことあるごとに世間の注目の的となっていて、そのチャレンジ精神や力強いパワーには驚くばかりです。
どうして銚子電鉄はこんなに人気があるんでしょうか。
その銚子電鉄の中心で活躍されているのが代表取締役社長である竹本勝紀さん。実はこの方、人を惹き付ける魅力の持ち主であり、自ギャグの王様でもあるんですよ。
そんな竹本社長にお会いしてお話を伺いましたので、次回は、銚子のスターとも言うべき、竹本社長のインタビューをたっぷりお届けします!
どうぞお楽しみに♡
★How to 銚電
銚子電鉄って、どこを走ってるの?
銚電の基本情報 ※銚子電鉄HPより一部抜粋(2022年5月末日現在)
社 名:銚子電気鉄道株式会社
資 本 金:69,100,000円
設 立:1922年10月10日
発行済株数:24万株
主なる事業:普通鉄道業、食品製造販売業
本社所在地:千葉県銚子市新生町2丁目297番地
代 表:竹本勝紀(代表取締役社長)
職 員 数:24名
営業Km程:銚子~外川間 6.4km
駅 数:9駅(銚子駅を除く)
車 両 数:電気機関車1両、制御電動客車6両
運 転 数:38本(19往復)
★QUEEENのモットーとは
誰もが生まれた時から
唯一無二で特別なQUEEEN(クイーン)。
奇跡の命。
Mrs.QUEEENは、
時代に適した新たな生き方や、新たな価値創造の場を提供し、経済的・精神的に自立した女性の活躍を多方面から支援サポートし、社会に貢献する好循環を創出します。
QUEEENは、地域に密着した社会貢献活動、地域創生活動、広報サポート活動も行っています。
真の美しさは、心から滲み出る。内面の豊かさは、装飾美を遥かに超える。
女性たちよ、心からもっと美しくなろう。窮屈な概念はいらない。自由になろう。
自分らしく、楽しみながら美を磨く。