Pascal le gac Tokyo(パスカル・ル・ガック東京)
『 花ひらくパフェ 3,300円(ドリンク付き) 』
パフェは日本特有の文化です。海外にパフェはありません。
パスカル・ル・ガックはチョコレートの祭典「サロン・デュ・ショコラ」で売り上げTOPになったことがある人気ブランドです。海外初店舗は日本です。花ひらくパフェは日本だけでしか食べられない商品です。
最近では美味しいことは勿論のこと、見た目が華やかで目からも楽しめる2,000~3,000円台のパフェが数多く登場しています。男女問わず一人で食べに行く方は多く、趣味やSNSへの投稿のために一眼レフを持参して撮影している方もいます。
普段パフェを食べない人からすると値段が高いと感じてしまうかもしれませんが、今回ご紹介する花ひらくパフェはお値段以上の価値がありますよ。
・作り置きはしないため鮮度抜群
・市販では購入できない特別なフルーツ
・華やかで魅力ある見た目
・360度見て愉しめるパフェグラス
・食べ進め方の自由度が高い
・香りまでも愉しめる
という特徴があります。誘って連れて行った人達には大好評です。 東京に住んでいる方には絶対に食べて欲しいパフェです。
■特別な旬のフルーツを贅沢に使用
花ひらくパフェで使用されているフルーツは市販のものではありません。
スイーツ用に作られたもの
通常の収穫時期よりも長く熟成させて香りを濃くさせたもの
シェフが美味しいスイーツにしてくれなければ売ってもらえないもの
などなど特別なフルーツが多いのが特徴です。
作り置きはせず、常に作り立ての鮮度抜群の状態で提供されます。
そのため、2日前までの予約が必須となっています。
普段フルーツを好んで購入することはありませんが、このパフェに関してはフルーツが毎回の楽しみになっています。スーパーで果物を買って食べようという気が起きなくなるくらい美味しいです。
季節限定パフェはフルーツが旬の間だけの提供です。
春:いちご、さくらんぼ
夏:マンゴー、桃
秋:葡萄、栗
冬:なし(クリスマスとバレンタインで多忙なため)
僕のイチオシは秋の葡萄パフェです。2019年の葡萄パフェ初登場時は最大で13~14種類ほどグラスの中に葡萄が入っていて、1杯5,000円でも安いだろうと思えるほど贅沢な作りになっていました。何人か知り合いを連れて終了するまでの間に合計4回食べに行った僕の中で歴代No.1の花ひらくパフェでした。
パフェ界の中で一番人気は桃のパフェだそうです。花ひらくパフェも桃の時期が一番人気があるとのことですので、桃パフェが気になる方は予約はお早めに。
■器はワイングラス
パフェグラスはリーデルのワイングラスが採用されています。
https://shop.riedel.co.jp/products/detail.php?product_id=161
香りが滞留しやすい形状なので、食べている途中でも食べ終わった後でも香りを愉しむことができます。2019年の桃パフェはサイフォンを使用して桃の皮から色と香りを抽出していました。忘れられないほど濃厚な甘い桃の香りは、グラスが空になってなお残り続けていて衝撃を受けました。香りまで愉しめるパフェは珍しいので、花ひらくパフェは香りもしっかりと愉しみましょう。香りまで愉しんでもらえるとシェフも嬉しいそうです。
花ひらくパフェの器であるリーデルのワインタンブラーは口が大きく丸みを帯びた形状なので、普通のパフェグラスと比べると食べ進め方の自由度はかなり高いです。何度も食べていると自分の好みの食べ進め方が見つかりますので、全種制覇しながら探してみましょう。
■チョコレートの花
イチゴパフェの花はホワイトチョコレートにイチゴに混ぜて作られたチョコレートの花です。
ヴァローナのインスピレーション・フレーズ(ミルクが入ってないホワイトチョコレート)が使用されています。
https://boutique.valrhona.co.jp/2018-inspiration
このチョコレートの花は上から突いて崩して食べてくださいと店員さんに薦められます。花の中央を突くと綺麗に割れてグラスの中に入り、パリパリの食感を楽しむことができます。
ちなみに僕は花ひらくパフェを合計10回以上食べています。食べ進め方を色々と試し、花は一旦お皿に載せて数枚花びらを食べつつ、最後に底のジュレと一緒に食べるようになりました。チョコレートは冷えて温度が下がると風味を感じづらくなるので、中にアイスがある状態では割り入れたくないなぁと思うようになったためです。ルールは特にありませんので、好きなように食べていいと思います。なにせ食べ方の自由度が高いパフェですので。
■チョコレートパフェ
4~11月にレギュラーで登場しているパフェはチョコレートパフェ1種類です。
チョコレートパフェに使用されているカカオはアマゾンカカオと呼ばれる希少な品種のカカオが使用されていて、香りがよく苦味が少ないという特徴があります。最初の頃は高級フランス料理のデセールに使用されていたそうですが、最近では徐々に様々なスイーツとなって世に出始めているカカオです。
今のバージョンのチョコレートパフェの面白い点は、電動ミルで塩コショウを振りかけることです。塩をかけるとカカオの風味の輪郭を捉えやすくなり、胡椒をかけると味にメリハリがつきます。
胡椒は生クリームに入れるか迷って電動ミルにしたそうなので、生クリームにかけるとシェフが思い描いた味を体験することができると思います。カカオとスパイスは相性の良い組み合わせですので、生クリーム以外にも少しずつ振りかけながら味を探る愉しみがあるパフェです。塩は予想以上に出たので、ワンプッシュでどのくらいの量が出るのかを別の容器で確認してからパフェにかける順番が良いと思います。電動ミルがついてくるチョコレートパフェは珍しいので、パスカル・ル・ガックでしか体験できない面白い試みだと思います。
東京に住んでいる方も、東京にお越しの方にも、ぜひ一度体験していただきたいです。
店内には花ひらくパフェをモチーフとしたケーキもありますので、合わせて食べると完璧です。
▼店舗情報
〒107-0052 東京都港区赤坂2-12-13
銀座線 溜池山王駅 11番出口
HP
https://www.legac-chocolatier.jp/
公式Instagram
https://www.instagram.com/pascallegac_tokyo/?hl=ja
シェフのInstagram
https://www.instagram.com/nozawana__/?hl=ja
Profile
チョコレート王子
ショコラニスト。バレンタイン予算200,000円+α(全額自分用)。何よりもチョコレート優先の生活。
チョコレートを誰よりも美味しく食べることに人生を捧げています。チョコを専門に食べ、イベントに参加してブランドの特徴やカカオについて学んでいます。基本的に365日朝昼晩チョコを食べている。