食の新常識!自然栽培の特徴

最近、オーガニックという言葉をよく耳にするようになりました。コロナの流行も相まって、身体の大切さを再確認し、オーガニック商品を手に取る方も増えてきているような気がします。
この記事は、そんなオーガニックの中でもとても貴重な存在である、自然栽培についてフォーカスします。


まず初めに、自然栽培の定義を紹介します。

自然栽培とは自然の力をいかんなく引き出す、永続的かつ体系的な農業方式のことを言います。肥料・農薬に頼らず植物と土が本来持つ力を引き出す農業です。

自然栽培は、一切の肥料・農薬を使用しません。作物のいのち、そして田畑の環境を尊重して栽培します。作物に本来備わっている力を存分に発揮できるよう土づくりを取り組んだ上で、作物にあった環境を整え、生育を見届けます。
自然界の法則に倣い、土づくりや適作を大切にした取り組みとも言えます。 (自然栽培全国普及会より引用)

言葉は少し難しいですが、まとめると、

土づくりをしっかりと行うことで、肥料農薬を使わなくても育つ環境を作るとともに、環境保全にも貢献するよ!

というような感じで。


★肥料も農薬も必要ない

自然栽培に必要なことは、土を自然の状態にすること。
山の木々が逞しく生きているのと同じことを作物にもしてあげます。
環境を整え、自力で生長できるように補助してあげる。
そうすると、肥料も農薬も使う必要がなくなります。

★腐らずに、枯れる

植物は元来腐るものではなく、枯れるものです。

同様に野菜は自然の摂理に基づいて枯れていきます。
また、腐敗と発酵は近い関係ですが、それぞれ住み着く菌が異なります。
一般の作物は腐敗を好む菌が住み着くのに対し、自然栽培の作物は発酵を好む菌が住み着きます。
そのため、自然栽培の果実や米などの作物は、添加しなくても自然と発酵し、お酒や調味料に変化します。

★身体の中からキレイに

栄養面を中心に考えて食材を購入していませんか?
自然栽培の作物の栄養価は戦後よりも高いのに対し、一般の作物の栄養価は戦後の半分以下であることが分かっています。
また、栄養も大切ですが、腐敗ではなく発酵する作物を摂取し続けると、腸内含め身体の状態は大きく変化します。

心と体が喜ぶものを選ぶことが、身体の中からキレイになる秘訣です。


次回は、自然栽培の大切な概念である、自然尊重・自然規範・自然順応についてお話します。
是非お楽しみに!


Profile

河名 慎平(かわな しんぺい) 
SHINPEI KAWANA

株式会社ナチュラル・ハーモニー勤務。
代表は父・河名秀郎。自然栽培の価値観をライフスタイルに応用し、産まれた時から今に至るまで、薬やサプリメントを一切摂取せずに27年間健康的な生活を送る。将来はナチュラル・ハーモニーを皮切りに、自然栽培の普及や薬に頼りすぎないライフスタイルの提案を実現させる。
また、仕事の傍らYouTubeチャンネル「KAWANA LABO」に出演し、幅広い世代に自然栽培やライフスタイル、価値観を発信している。